鮭とばとコーヒー

四度目の正直ブログ

30代男性のATMにおける奇行について

最近、少しまとまったお金を振込む必要があったのですが、ちょっと変なことになったので記事にしてみます。

僕が使っているメインバンクは三井住友銀行 (SMBC)なのですが、この口座から三菱東京UFJ銀行 (MUFG)の口座に200万円弱を振込むことになりました。期日は決まっていますが、急ぎではありませんでした。普通に振り込むとなると、440円の振込手数料が発生します。

振込手数料:三井住友銀行

ケチる程の額か?と言われそうですが、もったいないと言えばもったいない……。そう思った僕は、以下のような奇行に打って出ます。

  1. MUFGに口座を開設
  2. MUFGのATMで、SMBCのメインバンクから現金を引き出す
  3. 引き出した現金をそのままMUFGの口座に預け入れる
  4. 2.と3.を必要なだけ繰り返す
  5. MUFGの口座から目的の口座に振込

正直なところ、もともとMUFGに口座があった方が後々便利だと思っていたからこそ、この方法を採用したという面もあります。そうでなければ諦めて振込手数料を払っていました。

MUFGのATMでは、SMBCのキャッシュカードを手数料無料で利用することができます (SMBCのATMでMUFGのキャッシュカードも使えるみたいです)。ただ、このサービスは平日の日中に限られるため昼休みにATMに通いました。引出し上限額は50万円なので、計4日間。そこまでしてケチる程の額か?

銀行のシステムがどのように作られているのか僕は知りません。ただ、両行のATMは相互に利用可能ですし、オンラインバンキングで他行宛の振込だってできるわけです。恐らく何らかのプロトコルがあり、それによって送金の処理が可能なのでしょう。ただし、手数料が発生します。 代替案として僕が取った行動は、オンラインバンキングであれば一回で済むはずの処理を複数回に分割し、毎日ICチップの付いたカードを機械に挿入、暗証番号を入力して紙の束を取り出してカードを入れ替え、せっかく取り出した紙の束をまた元の機械の中に戻すという珍妙なものと相成ったのでした。それならはじめから振込手数料を無料にしてくれればいいのに!と思ったりもしたのですが……。

後になってできたシステムが既存のものと矛盾してしまうことはよくあります。今回の場合だと矛盾というほど大袈裟な話でもないのですけれど、僕が昼休みを潰してATMと職場を4往復したことは銀行にとって何の利益にも繋がりませんでした。まあそれが面倒なら手数料を払え、ということなのかも知れませんが……。 どちらかといえば、元々存在した振込手数料の仕組みと、新しく導入した両行間でのATM利用料無料という仕組みの狭間に僕のユースケースがすっぽりと落っこちてしまったがゆえに起こったことなのだという感想を持ちました。

おしまい。